税理士によるチェック!

領収書などを細かく確認することの大切さ!

先日、新たにお客様になっていただいた会社の請求書・領収書チェックを行いました。

1つ1つチェックをしていく中でお客様に「そこまで見るんですか?」と驚かれました。

この会社は会計事務所を当事務所に変更してくれたので、前の事務所と比較してのお言葉です。

何度も聞かれたので、前の事務所とやり方が随分違っていたのだと思います。

会計事務所側の工数を減らすためには、請求書・領収書チェックなどの確認作業を減らすことが1番です。
そのため、お客様側で入力される場合は、全くチェックしないという会計事務所も少なくありません。

しかし、チェックをするからこそ見えてくるものがあります。

数字のミス!

入力漏れや入力ミスなどから実際に支払った金額よりも経費に計上されている金額が少なくなっているということはよくあります。

<例>
入力ミス:(入力)10,000円、(領収書)100,000円

この場合9万円が経費に含まれていないことになりますし、そもそも10万円の入力漏れということもあります。
入力作業というのは、どうしてもこういうのが出てしまいます。

支払った金額よりも経費計上が少ないのはとてももったいないことです。
第三者のチェックを受けることで単純なミスによる損を防ぐことができるのです。

有利な選択!

会計事務所は、たくさんのお客様の会計処理を見ています。
同じ商品、同じソフト(システム)なのに購入金額が違うことを見つけたりします。

請求書や領収書を細かく見ているからこそお得で有利な購入方法などを会計事務所側からお伝えすることができるのです。

こういった小さなことでもお客様には喜んでいただいております。

税務判断!

請求書や領収書の中身をみないで処理をすると、税務上の判断を誤ることがあります。
この場合、税務調査が入ったときに痛い目にあうことになります。

特に税理士が直接チェックしていない場合、誤った判断をしていることを見かけます。

税理士の関わり方!

会計事務所によって税理士の関わり方はそれぞれ違います。
・申告書しかチェックしない。
・決算書と申告書しかチェックしない。
事務員が処理している場合、ほとんどはこのどちらかのパータンです。

上で挙げた通りの理由で請求書や領収書は、1枚ずつ確認するべきだと考えています。
また、当事務所の場合、税理士である私が直接確認しています。

請求書や領収書を確認しない事務所と比べると当事務所は3倍も4倍も時間がかかります。
それでも私は正しいと思えるやり方で仕事をするべきだと考えています。