本店所在場所を決めるときの注意点!

 

a0001_005661社の住所がある場所を会社法では「本店」といいます。

会社の本店は登記事項であり、1つの会社につき1つの本店を定めなければなりません。

本店は日本国内であればよく、本店の所在場所と実際に事業活動をしている場所が一致している必要はありません。

金融機関で会社の口座を開設する場合、本店の最寄りの支店でしか開設できないこともあります。
また、管轄の税務署や法務局といった役所は、本店の所在地を基準として決まるので、本店を遠方の場所にすると、手続きに手間や時間がかかってしまいます。そう考えると、ビジネスの拠点を本店として決めるのがよいでしょう。

個人の自宅が賃貸物件の場合、注意点として賃貸借契約で事務所としての使用を禁止していることがありますので、契約内容を確認してください。

住居のみと定められた物件を事務所として使うと、用法遵守義務違反で、大家から賃貸借契約を解除される場合もあります。