所得補償保険の保険金について

所得補償保険の保険金について、分かりやすくご説明します。

結論から申し上げますと、受け取られた保険金に所得税はかかりません。

どうぞご安心ください。

なぜなら、この保険金は事業の「儲け」ではなく、お怪我で働けなくなったことへの「お見舞金」のような性質のものだからです。
このように、身体の怪我などが原因で受け取るお金には、原則として税金がかからないルールになっています。

一方で、これまで支払ってこられた保険料の扱いについても、大切なポイントがあります。

この保険は、事業のためというよりは、ご自身の万が一に備える「個人的な保険」と考えられます。
そのため、残念ながら事業の「経費」にすることはできません。

しかし、その代わりにメリットがあります。
支払った保険料は、原則として、確定申告の際に「介護医療保険料控除」として、あなたの所得から差し引くことができます。
これによって、結果的に所得税や住民税が少しお安くなりますので、忘れずに申告してください。

まとめますと、

  • 受け取った保険金:税金はかからない(非課税)
  • 支払った保険料:経費にはならないが、原則として所得控除の対象となり節税につながる

ということになります。