医療費控除のポイント!
医療費控除の計算
(控除の対象となる支払い済み医療費ー保険金等で補てんされる金額)-10万円または総所得金額×5%のいずれか少ない方
医療費控除の対象となるもの | 医療費控除の対象とならないもの |
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治療費 | 診断書作成費用 |
通院のための電車代、タクシー代 | 通院のためのガソリン代、駐車料金 |
病気が発見された健康診断、人間ドッグ費用 | 健康診断、人間ドッグ費用 |
薬局で購入した薬代(風邪薬、胃腸薬、目薬、湿布薬) | 健康ドリンク、美容・健康増進のためのサプリメント |
入院費、病院から提供される食事代 | 医師の指示のない差額ベッド代、医師への謝礼 |
治療のための眼鏡代 | 通常の近視・遠視の眼鏡代、コンタクト購入費用 |
歯科治療費、子供の歯列矯正 | 大人の歯列矯正 |
治療のためのはり、きゅう | 健康増進のためのマッサージ費用 |
松葉杖、車いす購入費用 | 磁気ネックレス、健康器具 |
<ポイント>
1、医療費は、その年中に支払ったものでなければいけませんので、未払いのものは対象になりません。
未払いの医療費は、現実に支払った年の医療費控除の対象となります。
引用元: 医療費を支払ったとき(医療費控除)
2、控除の対象となるものは「治療」のためのもの、控除の対象とならないものは「予防」のためのものです。
3、生計を一にする親族の医療費についても控除の対象とすることができます。昔と違い、現在は16歳未満の子供は扶養控除の対象から外されていますが、この子供についての医療費も医療費控除の対象となります。
医療費控除による節税額は「医療費の額×税率」のため、最も所得の高い方が家族の分をまとめて医療費控除を受けるのが効果的です。