原油価格は緩和マネーの動向を注視!

 

原油の先高観油価格が上昇しています。

2月には1バレル20ドル台半ばだったものが直近では1バレル50ドル近くまで上昇しています。
メディアでは原油価格の先高観が取りざたされるようになってきました。

先高感の要因は以下の通りです。
➀カナダ生産地での火災
➁ナイジェリアでの石油関連施設の攻撃
➂世界最大の消費国であるアメリカでの需要見込み増

私は、この先高感の要因について少し疑問を感じています。

長年、石油のマーケットを見てきてメディアで取り上げられる中長期相場の要因は全て後付けと思っているからです。
この数年で原油価格相場が上下する最大の要因は緩和マネーです。

メディアで取り上げられることは1カ月単位で見たときには一つの正しい要因だと思います。
しかし、それ以降の相場については、緩和マネーの動きがどうなるかに注目すべきです。

中長期の相場は
➀緩和マネーの動き
➁産出国(アメリカ、サウジアラビア、ロシア、イランなど)の動き
➂消費国(中国など)の動き
を合わせて見ていくのが良いと思います。