良心をもって対処してほしい!

 

東芝 人員削減 リストラ 10月2日付けの日本経済新聞に「パソコン白物家電など不振事業の業績が改善しない場合、人員削減に踏み切る可能性があることを示唆した。」また、「不振事業の人員削減については「可能性があるとだけお話する」と述べた。
そのうえで「雇用問題になると労働組合と相談が必要。多少時間がかかる」と指摘」と室町社長の会見の内容が載っています。

東芝の家電製品販売会社の担当者から聞いた話しでは、50代半ば以降は、9月末で強制的に退職させられ、残る道は新たに作った会社での再雇用しかないそうです。

新会社では給与が半分になるとのこと。それでもその方は、食べていくためにその道を選ぶとおっしゃっていました。

東芝本体は労働組合との絡みがあるので時間をかけてリストラをしていくのでしょうが、労働組合のない子会社では、一足先にリストラを行っているようです。

この担当者は、数十年間、東芝の家電販売店を回り、東芝の電化製品の販売に多大なる貢献をしてきたはずです。
この方からリストラの話しを聞いたとき、その表情は何とも言えないやるせなさが感じられました。

引責辞任した歴代3社長の西田氏、佐々木氏、田中氏の3人は、辞任後も社用車での通勤の様子が8月下旬の一部週刊誌で報道されています。

元社長等に対する待遇は何も変えず、100%出資子会社の家電製品販売会社のように、やりやすいところから手をつけたということでしょう。不祥事発覚後も体質が変わっていないと思うのは私だけでしょうか。

東芝の再建には、良心をもって対処してもらいたいと思います。