若者の未来のために給付型奨学金の充実を!
自民党と公明党が政府に給付型奨学金の創設を要望したのを受けて、文部科学省が検討を始めています。
私は、大学独自の給付型奨学金の給付を受けました。
4年間すべてではありませんでしたが、この給付のおかげでずいぶんと助けられたものです。
私は愛知県出身で2年間の浪人生活を経て、東京の大学に進学しました。
経済的に厳しかった家庭の事情で、学費と生活費すべてを自分で稼ぎながらの学生生活でした。
東京に出るときに持っていたお金は10万円のみです。
学費と生活費を稼ぐために、ほとんど学校には行かず、アルバイト漬けの毎日でした。
月4日以外の休みは毎日出勤し、最初の1年間は朝7時~夜中の2時、朝7時~夕方の5時の勤務を繰り返しながらお金を貯めていきました。
そのような生活だったので、給付型奨学金の給付は本当に有難いと感じたものです。
こういう制度があったことからこそ貧乏学生でも無事に卒業することが出来ました。
大学に行くか行かないかでは人生が大きく変わります。
例えば、税理士の受験資格には大学で法律か経済の1科目以上履修とありますが、他には日商簿記1級などのハードルが高いものとなります。
私が今、こうして税理士として仕事が出来るのも大学を卒業したことが大きく影響しています。
公明党の提言によると経済的な理由で進学を諦める人は2万人いるそうです。
若者が頑張って自分たちの未来を作り上げていくためのサポートは必要です。
給付型奨学金の政策は是非、実現してもらいたいと願います。