税理士の小林徹です。
いよいよ「令和」の時代に入りました。
小林徹 「令和」に入ってからの納付書の記載の仕方について解説します！
「平成」の納付書は引き続き使えます！
「令和」になりましたが、「平成」の納付書しかありません。どうすればいいのでしょうか？
小林徹 「平成」の納付書がそのまま使えますよ。
「平成」の納付書は引き続きご利用いただけますので破棄しないでお持ちください。
そうすると「平成」を二重線で消して、「令和」に書き直せばいいのですか？
小林徹 いいえ。その必要はありません。国税庁公表資料を見ても修正は必要ないとされています。
納付書の記載はどうすべきか？
「平成」の納付書を使うということは、記載はどうすればいいのでしょうか？
小林徹 納期特例分でご説明しますが、以下のどちらでも構いません。
「平成」表記のまま
例えば、平成３１年１月から令和元年６月分の納期特例納付
書は、「納期等の区分」を図のように「自３１年０１月 至３１年０６月」と記載していただいて構いません。
税務署は、平成３１年６月と平成表記でも有効なものとして取り扱うこととしてしているためです。
５月以降は「令和」表記
原則は
、５月以降分に関しては、令和でのカウントとなります。
上と同様に、平成３１年１月から令和元年６月分の納期特例納付書は、「納期等の区分」を図のように「自３１年０１月 至０１年０６月」と記載します。
「年度」欄にはご注意を
納付書左上の「年度」については、「国」の会計年度を記載する欄です。
平成３１年４月１日から令和２年（２０２０年）３月３１日までの納付については、納付書左上の年度欄は必ず「３１」と記載してください。「０１」では誤りとなります。
この期間は「平成３１年度」に該当するためです。
「令和」の納付書はいつから？
国税庁公表によると令和元年（２０１９年）１０月以降入手できそうです。
「平成」と「令和」で間違えてしまいそうで心配です。
でも「令和」の新しい時代が始まるのは楽しみです！
まとめ
「平成」を二重線で消したり、「令和」に書き直す必要はありません。
「支払年月日」欄や「納期等の区分」欄は、「平成」表記、「令和」表記のどちらでも構いません。
「年度」欄だけはご注意ください。
