今回の制度では幅広い人が減税の恩恵を受けることができます!
厚生労働省と財務省が、市販薬を一定額以上購入した場合に所得税を減税する制度を検討していることが報道されました。
家族全員で市販薬を1万円以上購入した場合に、1万円を超える部分を課税所得から差し引き、所得税を減らす制度になりそうです。
厚生労働省と財務省は、高齢化で増え続ける医療費を抑える狙いがあるようです。
現在でも医療費が10万円を超える場合に適用できる「医療費控除」という制度がありますが、市販薬だけで10万円を超えることはあまりないと考えられます。
今回の制度では幅広い人が減税の恩恵を受けることができます。
市販薬を3万円分購入した場合、1万円を超える2万円(3万円ー1万円)が所得控除の対象となります。
例えば、所得税率10%の人の場合、上の2万円分で、所得税の支払いが2千円(2万円×10%)減ります。
厚生労働省と財務省の狙い通り、医療費の抑制に繋がるかどうかは未知数ですが、この制度は、医療費控除の適用を受けられない低所得者対策にも繋がり、実現すべき制度だと思います。
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