数字の比較により見えてくるものがあります!

 

私が営業をしてい比較のススメた頃、審査部の審査マンから取引先の与信管理をする上で「決算書の3期比較」をした方がいいとアドバイスを受けました。

実際に比較をしてみると、気になる点がいくつも出てきました。
「今年だけ、この科目の数字は何で増えているんだろう」や「売上げの変動幅が大きい」、「毎年、赤字なのに資金繰りが何とかなっているのはなぜだろう」などです。

その疑問に思った点を、経営者の方にヒアリングをすることで、その会社の実情が見えてくるようになりました。
会社の強みや経営の問題点が分かり、取引先の経営者と一緒に経営を考えることが出来ました。

上の経験があったので現在、私はお客様に必要だと感じた場合、以下のような比較グラフを作るようにしています。
・売上げや利益の当期対前期比較
・予算実績比較
・売上げ区分別推移

損益計算書の数字を見るよりも、比較グラフの方が一目で分かるからか、これで十分というお客様もいらっしゃいます。
比較グラフなどの資料をお見せすることで、経営者の方に気が付いていただいて、次の手を打つことにも繋がっています。

例えば、「前期はこの売上げがあったから今期より良かったんだ。前期と同じにするための販促を実行しよう」と動かれた経営者の方がいます。

比較グラフなどの資料を作成すると必ず見えてくるものがあり、経営改善の一歩に繋がります。
比較資料を作成することをオススメします。