経営者の責任全うは大事!
スズキは昨日、株主総会後の取締役会で修会長から俊宏社長にCEO職をバトンタッチすることを決めました。
経営者の引き際はとても難しい問題です。
記憶に新しいところでは、セブン&アイ・ホールディングスの鈴木会長の辞任で物議を醸しました。
昨日のスズキの株主総会では、修会長が取締役を退任し責任を取るべきだという声があがったそうです。
しかし、俊宏社長は就任してから時間がたっていないこともあり、修会長の下で徐々に引き継いでいく形がよいのではないでしょうか。
世界の自動車販売台数ランキングではスズキは10位です。
ここまでの企業に育て上げたのは、間違いなく修会長の手腕です。
昨日の株主総会で修会長は「徹底的に会社に残って責任を全うする」とおっしゃられました。
不祥事があったときには責任を問う声があがりますが、安易に経営者を交代させればいいということではないと思います。
特にカリスマと言われた経営者を辞任に追い込んだ場合、経営が悪化することも考えられます。
修会長のおっしゃられる通り、責任を全うするということも大事ではないでしょうか。
我が家は、スズキの軽自動車を2台所有しています。
この10年を見てもスズキはいい車をたくさん出していると思います。
燃費不正問題の影響もあり、スズキの軽自動車販売は4月・5月と前年比80%台に落ち込みました。
今回の不祥事を乗り越え、更にいい車やバイクを世に出してもらいたいと思います。