確定拠出年金制度は税制上、大きなメリットが!

 

昨日、確定拠出確定拠出年金の拡大年金の改正関連法案が成立しました。

これにより、今まで加入できなかった主婦や公務員も対象となります。

確定拠出年金とは、日本版401Kとも呼ばれるもので将来の給付額が運用次第で決まり、加入者が運用リスクをとるのが特徴です。

確定拠出年金制度は、税制のメリットが大きいのも特徴です。
<メリット1>
個人型確定拠出年金の場合、全額が所得控除となり、所得税や住民税を安く抑えることができます。これは単年度のことではないので、年数を重ねるごとに合計の節税額が大きくなります。年収や年金の拠出額によっては10年で数十万円の節税になることもあります。
<メリット2>
年金の受け取り時もメリットがあります。
(1)一時金での受取り
退職所得の扱いとなります。退職所得から差し引かれる退職所得控除の金額が大きいため、税金はあまり発生しません。
(2)年金としての受取り
雑所得の扱いとなり、公的年金等控除という所得から差し引くことが出来る控除が適用されます。

確定拠出年金制度は、運用成績によっては将来受け取る年金額が少なくなるリスクがあります。

しかし、税制上は大きなメリットがあるのが特徴です。この税制上のメリットについてはあまり知られていないように思います。

リスクを回避してこの制度を利用しないか、リスクをとってこの制度を利用し税制上のメリットを得て節税するかは悩むところではありますが、選択肢の一つだと思います。