事業は一つに絞る!
既存事業がうまくいかないと、次々と新しいことに
手を出してしまいがち
最初のご商売がうまくいかないので、新しい事業に魅力を感じ、手を出してしまう方を多く見かけます。
信用金庫などの金融機関の方と話していても、この話題になることがあります。
つまり、これは新規開業した方の多くが陥る落とし穴なのです。
事情はそれぞれだと思います。
・既存のお客様から「別のこれもできませんか?」と問い合わせを受けて、新しく始めてしまう。
・既に成功した方の話しを聞き刺激を受けて始めてしまう。
・新しく知り合いになった方から「共同で商売をしよう」と言われ始めてしまう。
・既存のお客様から「別のこれもできませんか?」と問い合わせを受けて、新しく始めてしまう。
・既に成功した方の話しを聞き刺激を受けて始めてしまう。
・新しく知り合いになった方から「共同で商売をしよう」と言われ始めてしまう。
新しく始めたからには、時間やお金を投入してしまいます。
今の事業も続けながら新しい事業に手を出しても、ほとんどがうまくいきません。
特に資金繰りに困ってくると、「お金が入ってくる」とか「儲かる」かどうかだけで事業を見てしまいがちです。
焦りや不安だけでご商売をしてもうまくいくはずがありません。
事業は一つに絞った方が勝ち目がある!
時間やお金は限られます。
人材や設備にも限りがあります。
制約がある中で、同業他社は1点集中、自社は2つに分散した場合、既にこの時点で勝敗は決まっているのです。
例えば、同じ事業で
・時間を
同業他社は3000時間使い、自社は1500時間だけしか使わない
・広告宣伝費を
同業他社は1,000千円使い、自社は500千円だけしか使わない
・人材を
同業他社は4人投入し、自社は2人だけしか投入しない
これでは勝てるわけがありません。
この状態でも勝てるのであれば、最初のご商売だけでも成功しているはずなのです。
2つの事業を回せるほど、甘くはありません。
「どれも飛び抜けた強さがなく、どれも手放せず、売り上げは上がらず、資金繰りに窮していく」というパターンがとても多いのです。
だからこそ、事業は一つに絞るべきなのです。
このことが中小企業が生き残る唯一の道なのです。