独特な社風で業界首位になったことも!
出光興産の創業家が昨日、昭和シェル石油との合併に反対と表明しました。
出光は元々、日本石油の特約店からスタートした会社です。
出光の営業マンが通った後はぺんぺん草もはえないと言われるほど、猛烈な営業活動で販売網を広げていき、一時は業界首位になったこともあります。
しかし、その後の業界再編で日本石油(現:JXホールディングス)が業界首位に返り咲きました。
上場前の出光の特徴はタイムカードや定年制がなかったことで有名です。
これにより社員は伸び伸びと働けたのかもしれません。
出光は大企業でありながら平成18年までは非上場でした。
上場する前は過度な借入金があったため、経営危機も囁かれていました。
増資や上場により経営危機を乗り越え、現在は業界2位の地位を維持しています。
創業家がおっしゃられる通り、石油業界の中では独特な社風です。これは外資系である昭和シェル石油だけでなはく、民族資本の他の石油会社とも大きく違います。
出光の創業家からしてみると、過去の経緯から出光興産単独でも生きていけるというお気持ちがあるのかもしれません。