決算期は繁忙期ではない時期に設定を!
決算を安易に3月にすると失敗することも!
日本の会社は3月決算が一番多く、東証1部上場企業では約8割、中小企業を含む全ての会社では約2割が3月決算と言われています。
このため、会社の決算と言えば3月と思い、深く考えずに3月を決算期に決めてしまう方がいらっしゃいます。
3月から4月にかけては卒業・入学・就職・転勤などで人が動く時期でもあり、繁忙期という会社が多いのも事実です。
その忙しさのまま5月に突入し、申告期限が近いのに経理処理が何もできないということはよく聞く話しです。
5月は慣れない経理作業を営業時間後の深夜までこなして乗り切る方もいらしゃいます。
しかし、3月・4月の繁忙期後にこのような無理をすると体をこわすことにも繋がりかねません。
棚卸が大変なスーパーや百貨店は閑散期の2月を決算期にしているのも繁忙期と決算期を重ねないようにしているのです。
こだわりや特別な理由がなければ、繁忙期を避けた決算期にするべきだと思います。
繁忙期と決算期を重ねてしまった場合、毎年のことになるので続けていくのが大変になります。
決算期は繁忙期の他に資金繰りや消費税の観点からの
検討も必要!
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お金に余裕があるときや消費税のメリットを最大限にするための検討も必要なのです。