この減税により中古住宅流通活性化を期待!
国土交通省と財務省が、相続で取得した空き家や土地を売却した場合の減税を検討していることが報道されました。
相続して3年以内に一定の基準で建物や土地を売却した場合に、「譲渡所得」から3,000万円を特別控除するというものです。この制度で国土交通省は、売却を施す狙いがあるようです。
地方の両親が亡くなり、相続した家が空き家となるパターンは多いと言われています。
また、固定資産税の問題もあり、空き家のまま放置している人が多いのが現状です。
しかし、空き家に対する規制は強化されます(詳しくは以下の関連記事をご覧ください)
以前、私は中古住宅を探していましたが、そこで気が付いたのは、空き家の多さです。浜松市浜北区や東区でも探せば、いくつでも見つけられる状況です。
不動産屋さんの知人に聞くと、中古住宅の引き合いは多いそうです。
しかし、空き家のまま放置されて、市場に出てこない物件はたくさんあります。今の時代には珍しい「需要過多」の状況です。
中古住宅の場合、耐震性の問題がありますが、今回の検討案では旧耐震基準で耐震性がない物件は耐震リフォームを一つの条件にしています。
空き家に対する固定資産税は強化されますし、この減税案が実現すれば空き家の売却は増えて、欧米諸国と比べ中古住宅の流通が少ない日本の状況が変わっていくような気がします。
“相続で取得した空き家や土地を売却した場合の減税” への2件のフィードバック