
人工透析と医療費控除について
今回は「人工透析の費用と医療費控除」についてです。
専門用語を使わずに、分かりやすくご説明します。
一言でいうと、人工透析にかかる費用は、家計の負担を少しでも軽くするための「医療費控除」という制度の対象になります。
家計簿をつけるとき、食費や光熱費など色々な項目がありますよね。
その中に「医療費」という項目があると思いますが、年間の医療費がたくさんかかってしまったご家庭は、税金の計算で少しだけ優遇してもらえる、というのが医療費控除のイメージです。
なぜ対象になるの?
人工透析は、お医者様の指示のもとで行う大切な治療ですよね。
- 病院で受ける透析治療の費用
- ご自宅で透析を行うために必要な機械や器具の購入費用
これらはどちらも、「健康を取り戻すために、専門家であるお医者様の判断に基づいて必要となる出費」と考えることができます。
例えるなら、骨折したときに使う松葉杖や、お医者さんから「この薬を飲んでください」と処方されたお薬代と同じ仲間だと考えてみてください。
治療に直接必要なものなので、医療費控除の対象として認められているのです。
まとめ
病院で支払う透析費用も、ご自宅で透析を行うための器具の購入費用も、どちらも確定申告で「医療費控除」の申請ができます。
これにより、納める税金が少し安くなる可能性がありますので、忘れずに領収書などを保管しておいてください。