人材の採用難から賃上げの流れは変わらない!
本日付の日本経済新聞で一橋大学准教授の上野氏は「2000年代に入ると同一事業所内で40代、50代の基本給は一貫して下落している。
50代平均では90年代末と比べて12年には12%程度、40代でも9%弱低下している」と述べらています。
厚生労働省の調査や民間団体の調査を見ても2013年までは、前年比マイナスの状態が長く続いてきました。90年代からほぼ右肩下がりです。
しかし、2014年頃から上昇に転じ、2015年は各世代でプラスになる結果が多くなりました。
大企業だけではなく中小企業でも賃上げの動きがあります。
商工中金が7日に公表した「中小企業の賃金動向に関する調査」の結果を見ても、2016年に賃上げを行う予定の企業は7割を超えています。
賃上げ理由の一つに、人材確保や採用のために必要という理由です。
私がさまざまな業種の経営者の方とお話ししていても「採用できない」ということをよく耳にします。
採用難のこともあり、ここ数年続いてきた賃上げの流れに変化はないように思います。