賃貸アパートや貸家は大きなリスクがあります!

 

賃貸アパート(貸家)建設に対する警告貸アパートの着工戸数が順調です。

理由は2つあると思います。

1つ目に相続税の問題です。
現金で相続するよりも賃貸アパートを建設する方が相続税の評価額が下がります。
相続税の節税目的で賃貸アパートを建設する方は多いです。

2つ目にマイナス金利の影響です。
マイナス金利によりローンの金利も大幅に下がり、借りやすくなっています。

このまま賃貸アパートや貸家が増え続ければ、いずれ家賃が大幅に下がるリスクがあると私は思っています。
現在でも住宅全体に占める空き家の割合は13.5%あり、家賃が下がるだけではなく貸せないリスクも十分にあります。

また、アパート全戸を30年などの長期間一括で借り上げて家賃を保証するシステムをハウスメーカーなどから提案されて安心して賃貸アパートを建設するという方もいらっしゃいます。

しかし、30年間同じ金額で借り上げてくれるわけではありません。2年毎などの一定期間で家賃を見直しできる契約になっているため、大幅に家賃を減額されたという事例がたくさんあり、国土交通省は「将来は家賃が減る可能性がある」と説明するように業者に求めていく方針のようです。

人口減少社会で需要が増えることはありません。

供給過多の状態で長期間、安定した賃貸経営が出来るとは思えません。
相続税が大幅に下がる方はいいかもしれませんが、それ以外の方はご注意ください。