資本金は少ない方が税制上メリットを享受できる!

 

先日減資による税制上のメリットの日本経済新聞に大企業の減少は、大企業が資本金を減らす減資で税制上のメリットを得ようとするのが一つの要因だとしています。

記憶に新しいところでは、経営再建中のシャープが約1,200億円の資本金を1億円まで減らして税制上の中小企業となり、税の優遇措置を受けようとしましたが、経済産業大臣や世論の反対により断念しました。

それだけ、資本金の違いによる税の優遇措置は魅力的ということだと思います。

資本金で考える税制のメリットは大きく分けて、資本金1億円と資本金1,000万円を超えるかどうかです。

例えば、浜松市内の従業者数が50人以下の法人(会社)で資本金1,000万円を基準に法人市民税の均等割をみた場合、
資本金1,000万円以下:5万円
資本金1,000万円超:13万円
1年間で8万円の差ですが、長い会社経営の中では、積み重なると大きいもので10年間では80万円になります。

会社の置かれている状況によっては、減資も一つの選択肢ではないでしょうか。