クレジットカード請求明細と領収書の関係は?

領収書は必ず保存を!

クレジットカード会社の請求明細と領収書の関係は?

クレジットカード会社の請求明細と領収書は全く別ものという扱いになります。

クレジットカード会社からくる請求明細があればお店の発行する領収書は必要ないと思われている方がたくさんいらっしゃいます。

また、クレジットカードの引落日に一括して「消耗品費」などの科目で費用計上するのも見かけます。

確かにクレジットカード会社の請求明細があれば、いつどこでお金を使ったかは分かります。
しかし、問題点はいくつもあります。

①お店が発行した領収書がないと税務上、経費として認められなくなる可能性があるということ。
つまり、お金を使っていても経費にならないのです。
詳しくは以下の関連記事をご確認ください。

②クレジットカード会社の請求明細だけでは科目の判断はもちろんのこと、「費用」にするべきか「資産」にするべきかの判断ができません。
それはクレジットカード会社の請求明細だけでは、どこから購入したかしか分からないためです。
領収書があれば、「何を」購入したかが分かります。

資産にすべきものを費用にしていれば、その分、利益は少なくなります。
利益が少なくなれば税金も減るので、税務調査で指摘を受けることになります。

従って、領収書がないと税務上のリスクが高まることになるのです。
クレジットカード会社の請求明細は、領収書の代用にはなりません。

周りの方がクレジットカード会社の請求明細だけしか保存せずに会計処理をしているという話しを聞くことがあるかと思います。

あまり周りの意見に流されず、必ず領収書を保存するようにしてください。