いすみ鉄道さんに学ぶべきものは多い!

 

いすみ鉄道ーミン列車で有名ないみす鉄道鳥塚社長の講演を昨日、聞いてきました。

いすみ鉄道は、各種メディアで紹介されることも多いので、浜松に住む私でも知っている会社です。

鳥塚社長はブリティッシュエアウエイズのマネージャーだった2009年に公募によりいすみ鉄道の社長に就任された方です。

旧国鉄の路線を引き継いだ地方の第三セクターは厳しい経営状況のところが多く、廃止の議論が話題になります。

いすみ鉄道もかつてはそうでしたが、鳥塚社長が就任されてからは数々の施策により経営状態が良くなって廃止はなくなりました。

その鳥塚社長のお話しの中で印象に残ったのは以下の言葉です。
「今までのやり方を続けていてはダメ」
「現代は口コミの時代」
「会社の器を考えたらお客様を選ぶ。小さなビジネスやファンビジネスを大事にする」
などです。

これらを全て実践されて、成功を収めています。

どんな事業でも前に進むときに反対意見はあります。

いすみ鉄道の場合、沿線住民だけでは経営が成り立たないので東京の都会の人を相手に商売をされています。

都会の人は、古いものやのどかな景色に憧れがありますが、田舎の人は逆にそれが恥ずかしいと感じるそうです。

また、昭和40年の列車を導入するときも「なんでそんな古いものを入れるのか」と反対されたそうです。

撮り鉄(鉄道の写真を撮る人)さんが写真を撮っていると地元の方は「何もないのに何を撮っているの」と不思議に思うそうですが、撮り鉄さんはその景色が良いと言うそうです。

鳥塚社長は地方には観光資源がたくさんあるのに、その原石の磨き方を知らない人が多いと感じるとのこと。

地方の会社を良くしていきたいと想いのある私にとって、いすみ鉄道さんに学ぶところは多いと感じました。