メルカリやビットコインの利益が20万円以下の場合!

この1年メルカリやビットコインが大きな話題に!

平成29年はメルカリやビットコインが大きな話題となりました。
メルカリ・ビットコインとも周りでやっている人がたくさんいることと思います。

この1年間、メルカリやビットコインで大儲けをした人がいらっしゃいます。
一方、メルカリ・ビットコインともお小遣い程度少しだけ儲けた人もいらっしゃいます。

メルカリやビットコインで少しだけ儲けた人は
確定申告が必要か?

大儲けした人は確定申告をするのは当たり前ですが、少額の利益の場合も確定申告は必要なのでしょうか?

「所得税」と「住民税」で確定申告の
有無は異なります!

「所得税」の取扱い

サラリーマンの方で考えると、給与の年間収入金額が2,000万円以下で、かつ、給与所得の所得税額が年末調整によって確定している人のうち、以下の要件を満たす人については所得税の確定申告は行わなくてもよいものとされています。

➀給与が1ヶ所から支払われており、給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円以下の人
➁給与が2ヶ所以上から支払われており、年末調整を受けなかった給与の収入金額と給与所得及び退職所得以外の所得の金額の合計額が20万円以下の人

つまり、年収2,000万円以下の一般的なサラリーマンの方で給与所得について年末調整が行われていてメルカリやビットコイン以外の儲けがなく、メルカリやビットコインの利益が20万円以下であれば「所得税」の確定申告は不要となります。

※上の事例でも医療費控除などの適用を受けるために確定申告を行う場合は、メルカリやビットコインでの利益が20万円以下でも申告の対象となりますのでご注意ください。

「住民税の取扱い」

注意しなければならないのは「住民税」です。

国税である「所得税」の確定申告が不要な方でも「住民税」の申告は必要なのです。
地方税法には、確定申告不要制度が存在しないためです。

メルカリやビットコインの利益が少額で「所得税」の確定申告が不要な方でも「住民税」については申告する義務がありますのでご留意ください。