業界再編で収益力の向上を!

 

16日に業界再編JXホールディングスが東燃ゼネラル石油と経営統合に向けた交渉に入ったと報道されました。

私が石油業界にいた1990年代は石油会社(元売り業者)は13社ありましたが、今回の報道通りになれば、大手2グループに再編されます。

過当競争が長年続く石油業界では、昔から再編の必要性が言われてきました。

私が石油業界の卸売りの営業マン時代に上司の方から「利は元にあり」と教えられました。
仕入れ先である石油会社(元売り業者)が赤字になるようだと業界の繁栄はないことになります。

メーカー、卸売り、小売りの3つが繁栄するようになるべきです。3月決算の石油会社(元売り業者)3社の9月中間決算は赤字の結果となっています。
メーカーである石油会社(元売り業者)が再編をし、収益力の強化が図られることは望ましい状況だと思います。

<1990年代>
・日本石油
・三菱石油
・出光興産
・コスモ石油
・ジャパンエナジー
・昭和シェル石油
・エッソ石油
・モービル石油
・ゼネラル石油
・キグナス石油
・九州石油
・太陽石油
・三井石油

<再編後>
・JXホールディングス(日本石油、三菱石油、ジャパンエナジー、九州石油)+東燃ゼネラル石油(エッソ石油、モービル石油、ゼネラル石油、三井石油)⇒ガソリン販売シェア約5割
・出光興産+昭和シェル石油 ⇒ガソリン販売シェア約3割
・コスモ石油
・キグナス石油
・太陽石油