法人税引き下げによるグローバル企業の争奪戦!

 

イギリス法人税引き下げ競争の現実性のメイ首相は21日、「法人税率をG20で最も低くする」との意向を示しました。

イギリスの法人税率は現在20%ですが、17%まで引き下げることが既に決定しています。

アメリカのトランプ次期大統領が連邦法人税率を15%まで引き下げることを公約に掲げており、これに影響されたものと思われます。
メイ首相は、「離脱後も英国は企業にとってもっとも魅力的な拠点になる」と語っており、アメリカの15%よりも低い水準に引き下げる可能性は高いのではないでしょうか。

このサイトの19日記事で、法人税の引き下げ競争についての可能性を触れていましたが、この問題が現実味を帯びてきたように思います。
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現在の国と企業の関係で考えた場合、巨大なグローバル企業の方が力関係では強いともいえます。
法人税引き下げ競争は、こういった巨大なグローバル企業の争奪戦といった背景があります。

アメリカ、イギリスの法人税が引き下げになった場合、日本を含め他の先進国にも影響が及ぶのは避けられないことだと思います。