マイナス金利のメリットとデメリット!

 

マイナス金利の影響日付の日本経済新聞の1面に年金債務の問題が掲載されています。

マイナス金利の影響で、企業が将来支払う年金などの債務が増えることになります。
この将来の支払いに備えるのに不足があれば、費用負担がますことになります。

日銀がマイナス金利を導入してまだ数カ月です。
このままマイナス金利が続けば年金債務(退職給付債務)を計算する際の割引率は、今期より下がることは十分想定されます。

そうすると将来の支払いに備えるための不足額が増加し、上場企業の業績の悪化要因となります。
マイナス金利の影響がどれだけ業績に影響するかは想定できませんが、費用負担が増し利益が減少すれば株価にも影響するものと思われます。

マイナス金利の影響として、主なものは以下のことが挙げられます。
<個人>
(メリット) 住宅ローンの金利が下がった。
(デメリット) 定期預金などの利息が少なくなった。
<会社>
(メリット) 借入の支払利息の負担が少なくなった。
(デメリット) 上場企業の年金債務(退職給付債務)が増加する。

個人も会社も借金をする場合は大きなメリットがありますが、それ以外の場合は負担が増すなどの問題が大きくなります。