価格ではなく、中身で勝負!

 

経営課題の相談2月22日付の日本経済新聞によると「メーンバンクに経営課題を相談したことがない」という企業が金融庁の調査で約3割に達することがわかりました。

金融庁が地銀の取引先を中心に約300社を対象として聞き取り調査を実施。

この調査によると企業がメインバンクを選ぶ理由として最も多かったのは「企業・事業の理解度」で196社、安定して融資してくれる「融資スタンス」で137社とのこと。

一方、「融資の金利」と答えたのは76社。
金融機関側は、低金利競争で顧客の開拓をしているが、この調査結果から企業は金利ではなく、長く深い付き合いを求めているようです。

税理士・会計事務所も同じように思います。

当事務所に新規でお問合せいただく経営者の方とお話しをしていると、価格(顧問報酬等の金額)は大事だけれども、それよりも皆さまが求められているのは「経営相談ができること」「税理士・会計事務所からの提案がある」ということだと強く感じます。

同業の税理士・会計事務所の驚くような低価格設定を見聞きしますが、それでも経営相談ができず、提案がない場合、経営者の方は不満に思われて会計事務所を変更したくなるようです。

価格(金利含む)が安いだけでは、決して経営はよくなりません。

中身がなく、価格だけでしか勝負できないようではお客様は離れていくばかりだと思います。