NISAは恒久化よりも先に税制上の問題点解消を!

 

昨日の日本経済新聞NISAの恒久化によると、金融庁がNISAについて2024年以降も継続利用できるよう検討しているとのこと。
現在約6兆円のNISA残高を、政府は2020年までに25兆円に増やすのを目標にしています。

しかし、恒久化のみではこの目標達成が難しいと思います。
株価が右肩上がりならいいのですが、株価が下がったときの使い勝手が悪いからです。
(詳しくは、関連記事をご確認ください)

NISAは株価対策の意味合いがあると言われており、過去には非課税枠を300万円まで引き上げる案もありました。

この案は実現しませんでしたが、代わりにジュニアNISAが創設されました。
結果として、NISAの120万円とジュニアNISAの80万円で合計200万円の非課税枠となっています。

しかし、NISA口座を開設したものの使っていない人が多いのも現実です。

譲渡益との損益通算や譲渡損の繰越控除を認めるべきではないでしょうか。
損益通算や譲渡損の繰越控除が認められれば、政府目標に近づいていくように思います。